2008年6月から始まった「吉村作治の新発見!エジプト展」が、いよいよラスト会場に来ました。長野市の信濃美術館で、4月10日から5月31日まで開催されます。おそらく、長野県でエジプト展が開催されるのは初めてだと思います。私の父が長野市の松代というところで生まれたので、長野には子供のころから行っていまして、とてもなじみ深いところです。また、この信濃美術館は善光寺のお隣にあり、地理的にもよいところにあります。町もオリンピックのおかげで整備されました。とは言っても、善光寺さまの門前街は古い佇まいで風情があります。
長野といえば、そばです。善光寺さまの前には何十軒というそば屋さんがあって、入るのに迷ってしまいます。そばはつけ汁につけて食べるのが通だと父に教わりましたが、私は温かい方が性に合っています。そして、十割そばより7,8割の方が食べやすいと思っています。9日に長野市に入りましたが、その日はそばに恵まれず、10日に鴨南蛮そばを食べました。10日の開会式のため、前日は信越放送(主催者)に出演してPRをしました。夕食のシメはそばで、つけ汁につけて食べる形で、それはそれでおいしかったです。
10日に移動しまして、11日は諏訪大社の御柱祭を見ました。これは、恒例の「ダイドードリンコ日本の祭り」の一環です。
エジプト展は、先の40年展とこの新発見展を合わせますと、約4年、日本全国22ヵ所をまわったことになります。合計で200万人以上の方々が見てくださったわけです。感無量です。今から45年前に初めてエジプトに行ったとき、自分の発掘品で展覧会ができるなんて思ってもみなかったからです。ですから、展示品のひとつひとつが愛おしいです。そして、生きているうちにもう一度、別のをやれればいいなあと思っています。この作品たちは6月にエジプトに戻りますと、エジプトの博物館のどこかに展示されます。それでいいのだと思いつつも、少し淋しいです。わが子のようなものですから。
今回の長野は出足好調で、3日間で4000人近くいきました。ハイペースです。楽しみです。

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アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。