日本人はお花見、すなわち桜の花を見ることが大好きだといわれています。もちろん私も桜は大好きです。エジプト留学中13年間で一番悲しかったのは、桜が見られないということでした。ところが、最近ではエジプトにも桜が植えられたと聞きます。その所在はまだ確かめていませんが、すばらしいことです。
しかしテレビニュースでお花見を取り上げているのを見ますと、必ず桜の下での宴会で騒いでいる姿です。悲しくなりますね。普段の憂さを晴らすのかどうか知りませんが、桜の下で、桜も見ずに酒を飲み騒ぎ、果ては下手くそなカラオケやっている姿を見ますと、開いた口が塞がらないどころか、顎がはずれます。優雅さがない上野公園では、人々のゴザの隣にゴミ箱があります。私は、桜の下にゴザを敷き宴会をやったところに参加したのは1、2回しかありませんが、寒くて、ビールを飲んでもお弁当食べても冷えて、おいしくなかったと記憶しています。
一方、桜の時期に都内の桜名所をまわるのは大好きです。いつも驚くのは、都内にこんなにたくさんの桜があったのかということです。今年は、「お、ねだん以上。ニトリ」のホームファッションのニトリの東京本部の屋上での「お花見」によばれて行きました。桜は6分咲きでしたが、とても美しく華麗でした。桜の下にテーブルがあり、そこで、ニトリと関係のある方々-社会的地位のある方々-と歓談しながら花を見、かつ中国の音楽を聞くといういい宴会でした。ゴミはきちんと分別され所定のところに入れられ、スタッフの方々もテキパキとしておりましたし、1番よかったのは、集まっている方々の話題のよさでした。もちろん食べ物は、似鳥社長が北海道出身なので北海道直送。本場札幌味噌ラーメンも、その店のご主人が来てくださったのです。「ニトリ」は「似鳥」と書き、最近では、フォーブス社が選んだ「博愛の英雄」に選ばれるほど、困った人とか辛い人たちに援助をしているのです。当日は、破綻した夕張の市長もいらっしゃっていて、夕張に桜を寄付されたことを感謝しておられました。儲けるだけでなく、社会貢献を実践なさっている方です。

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アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。