エジプトから10月21日に戻りまして、その日の夜、セリーグCSでジャイアンツとドラゴンズの第1戦を観ました。試合は全く情けないドラゴンズの大勝で、がっかりして帰宅したのです。ケガがまだ完全に治っていませんので、夜寝ていても時々うずくように痛むので、ガマンガマンと言い聞かせて寝ましたが、午前3時から全く寝つかれなかったので、起きてオフィスでたまった仕事を片付けました。出発の7時半(いびきのお医者さまに1ヶ月に1回診てもらっています)まで4時間あり、約2週間たまっていた未処理のものはすべて終わり、今回の礼状まで作ることができました。時は金なりです。午前中サイバー大学のミーティングを2つ済ませて羽田に行ったのです。
行き先は鹿児島空港。鹿児島で仕事があるのではなく、熊本県人吉市で講演会があるのです。人吉市は、昨年「ダイドー日本の祭り」で青井阿蘇神社のおくんちを取り上げたところです。その神社が人吉市にありまして、人吉市の市長さんと意気投合して、人吉市の親善大使となったのです。この仕事は、要は色々なところで「人吉はいいところだ」と言い、観光客がたくさん来るようにするのが役割なんです。
青井阿蘇神社のおくんちも、とても楽しいものでした。他にはないものがたくさんありました。獅子舞は、ふつう頭が獅子で身体に市松模様の緑色の布をかぶっていますが、ここは頭だけなんです。パクリパクリとやります。子供がキャーキャー言って逃げるのを追いかけるのです。また、神輿が重いのですが、私も担がせてもらったんですが、花棒の取りっこを本気でやるんです。私も、2度3度腰を蹴られて追い出されてしまいました。また、神事が終わると子供のスポーツイベントがあり、町中を練り歩くパレードがあります。1200年も続いているおくんちは、人吉市の市民の誇りです。町中の人が集まって楽しみます。
元々この神社は、日本全国で500社以上ある阿蘇神社の分社のひとつです。古さでは、本社の阿蘇神社に次ぐ古さです。その時泊まった旅館、あゆの里に今回も泊まりました。シックで古風なんですが、中は近代的で設備もよくサービスもいいという、典型的な日本の旅館です。ここをはじめ人吉温泉は、由布院や黒川、霧島などのように名は通っていませんが、とてもいいところです。
というわけでやって来ました。たくさんの市民の方が聞いてくださいました。演題は、「古代エジプト文明の魅力~エジプト文明と日本文化~」というものです。日本とエジプトの違いと同じところを比較したものです。祭りも入れてほしい、人吉市の人に誇りと自信を持つような内容を、と要望が多いのです。ともかく頼まれたからにはきちんとやらねばならないのですが、いかんせん眼が痛くてたまりません。ヒヤロン(冷却剤)をつけながら準備をしました。講演前に相良清兵衛屋敷の地下室を見せていただき、そこにある十字やマリアのレリーフらしきのものを見せていただきました。どうもこの人は、隠れキリシタンもどきのようです。その他にも、人吉にはたくさんの不思議がありました。

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アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。