先週台風騒ぎの夜、JR名古屋駅にて転倒し、顔面を強く打ち意識がなくなり、一緒にいた人たちの機転で救急車で病院に運ばれ。応急処置を施され、ひと晩入院しました。救急車に乗った(本人は意識がなかったので知らないのですが)のも初めて、入院したのも初めてです。ひと晩、眼のまわり、額、口まわり、歯、頭と痛くて、とても眠れませんでした。点滴や病状チェックで2時間おきに看護師の方が見回りに来てくださるのですが、不安で痛くて仕方なかったです。
ほとんど病気はしませんし、過去の病気は通院で済ませていました。病は気からと考えていましたので、気合いでことを済ませてきましたが、さすが66歳にもなり、大ケガの場合は入院せざるを得ないのです。そのためアポイントを17もとばしてしまい、多くの方にご迷惑をおかけしてしまったのです。このことが頭にあり、ケガの瞬間すぐに東京帰ると騒いだそうです。悲しい性でしょうか。
ケガは人生で2回目です。35歳のとき、エジプトでミニピラミッド建設というプロジェクト(実験考古学)を行っていたとき、4mのところから落ち、頭を打って気を失ったのです。ケガは、もちろん脳しんとうですから当然入院ということで市内の病院に入り、ベットで寝ていたとき目が覚めました。様子がわからず、付き添いの人に聞いたわけですが、これではいかんということで夕方宿舎に戻り、隊員たちに驚かれました。そして、翌日現場に戻ったところ、エジプト人労働者は私を幽霊だと思ったそうです。しかし、1日も休まず現場に戻りましたので、エジプト人もうれしく思い、予定通りミニピラミッドは完了しました。その他にも、乗っていた車が横転したのが3回。その3回とも、すり傷ひとつできなかったのです。
ケガとは遠い存在だと思っていましたが、やはり歳には勝てません。でも、ケガをして4日後にエジプトに行く予定がありましたので、キャンセルチャージがもったいないということより、10月12日にはエジプトでの仕事をしなければとの思いで、エジプトに出発しました。心配してくださっている主治医の方は、飛行機の機内圧が目によくないから行くのをやめるようにとアドバイスしてくださいましたが、やはり行こうと決心しました。人生はがんばるしかないと思っている愚かな私と思いつつ、やはり行くこととしたのです。

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アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。