今年は梅雨明けもはっきりしないうちに夏が来たかと思いましたら、意外と暑くならないうちに9月に入ってしまいました。台風もはっきりしたものは1つか2つ。よかったと思う反面、子どものころ台風情報にハラハラした記憶とあまりにも違いすぎ、何か肩すかしの8月です。暑かったのは総選挙の関係者のみではなかったかと思います。
エジプトの発掘もかなりいいところまでいきましたが、新発見に至らずラマダン月を迎えてしまいました。8月末は鹿児島から沖縄に行き、9月に入りまして富山県のおわら風の盆と熊本県の八朔祭の2つをこなし、その中間に福岡県のRKB毎日放送の今日感テレビに出演するなど、あっという間に9月初旬が過ぎようとしています。今週末から来週末までエジプトに行きます。いよいよ10月下旬には、第2の太陽の船抗のふた石を外すことが始まりますので、その準備です。現場は、ラマダン中にもかかわらず大テントの骨組みが終わり、いよいよテントの布地張りが始まります。空調も付けられ、外側が出来上がるのが9月いっぱいで終わります。いよいよだなという感じです。
10月には、サイバー大学の秋学期が始まります。正科生、科目履修生を合わせて80名ほどの新入10月生が入ってきましたので、学生総数も1000名を超えました。完成年度まであと1年半です。来年3月には3年卒業生も出ますし、就職希望者も出ます。いよいよ、大学として完成に近づいているという感じです。先生方も大分慣れてこられたようですし、学生も戸惑うことが少なくなったようです。ともかく早稲田大学にいたときの5倍くらい忙しく、今手がけている単行本の執筆も遅れ気味です。しかし復刻本も含めて、今年は7冊出版していますので、ペースとしてはそれなりだと思います。
展覧会の方は7ヵ所目の鹿児島を終わり、9月19日から青森で始まります。そのため、プレイベントで8月に青森に行きました。今、日本ではエジプトに関する展覧会がいくつかありますが、大都会でしかやりません。こういった展覧会はいわゆる大新聞社が主催していますが、それは時代錯誤といえるでしょう。大新聞や大テレビは東京とか大阪とか名古屋しか相手にしないで、地方分権とか地方主権を謳っていながら実際は逆のことをしているのです。私は、「日本の祭り」も「サイバー大学」も「エジプト展」も「講演会」も、すべて軸足を地方においています。「言ったらやる」、「やるならやる」を行わない政治家、大メディアは必ず滅びます。地方回りをしていて、つくづく都会のエゴを感じます。民主党が、本当に地方の地域社会を立て直し、日本全体の底上げに寄与してくれることを切望します。そんな考えが年々加速されてきています。
そして65才を過ぎて、将来の日本のことを考えると、食料自給率を少しでも上げないといけないのではと思うようになりました。地方活性化は、地方に工業をもっていくのではなく、農林水産畜産を振興することが日本のためになる、という考えを実行すべく活動を始めました。これは、もともとサイバー大学の学生のボランティア活動の現場作りから始まったのですが、日本の食の危機に遭遇しまして、そういう考えが出てきました。このことはまたコラムで書きますが、新しい夢がまたひとつ加わりました。

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アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。