先週末は鹿児島と沖縄に行きました。私がお世話になっている中のおひとりで、浦安のスーパーマーケットチェーンの「ワイズマート」の吉野喜信会長のご紹介で、鹿児島の佐多岬の近くの南大隅町で講演し(8月28日)、29日から1日まで、沖縄で日本の農業の調査をしてきました。
28日の講演は、「夢のエジプトとピラミッドミステリー」という題で、75分町民のみなさんに話しましたが、なんと350人もの方が集まってくださったのです。75分もの間ひとりもトイレに行く人もいないどころか、ひとりとして途中で帰った方がいらっしゃらないのは珍しいです。100人以上集まると、必ず無礼な人のひとりやふたりはいるものですが。そして終わりましたら、鹿児島市でやっています「新発見!エジプト展」に行きましたと言ってくださった方が10人以上いらっしゃいまして、とてもうれしかったです。
そして翌29日は、鹿児島から沖縄・那覇へ行きました。沖縄には9月1日までいる予定でしたので、すでに期日前投票を済ませていました。沖縄での調査というか仕事は、現在直接に関係するのは、いくつかの市町村の教育関係の方とお会いし、サイバー大学の説明をすることと学生募集につながるネットワークを作ること。そして一番重要なことは、沖縄の農業を視察し(果樹園中心)、サイバー大学のボランティア活動の現場を開拓することです。いくつかの果樹園を訪れ、今沖縄の方が取り組んでいる農業と畜産の共存プロジェクトを見せていただきました。ワイズマートの吉野会長のネットワークで、ご本人もご一緒に行ってくださいました。沖縄の中部と南部の果樹園-マンゴーとドラゴンフルーツ、グァバなど-に、豚を放し飼いにするという試みです。これが成功すると、本土でも同じように、果樹園に豚を放し飼いにしながら有機栽培を行うモデルとなるとのことでした。それと、沖縄の水が汚染されているため、その水の浄化装置をつけその効果を見ること、残飯から効率よく豚の餌を作るプラント工場を見ることなどをしました。すべて日本の将来にとってとても重要なことでして、農畜産を有効的に行っている現場を見せていただいて、現在の日本の問題に目を向けることができました。
と言いますのも、私が「日本の祭り」・「サイバー大学」をやっているのも、すべて来るべき地方主権の時代の「モノの地産地消」・「文化の地産地消」・「人材の地産地消」にかなうからなんです。前にも申し上げましたが、地方は苦しんでいます。どうも政治家は、地方に「金」と「権限」をあげれば地方主権が達成できるような錯覚をおもちのようですが、どっこいそう簡単ではありません。と言っているとき30日の総選挙が行われ、帰りの飛行機の中でその結果を報じている新聞を読みました。自民党から民主党へ政権が交代しました。これが日本をよくするのかどうか、今後を見ていかないといけません。しかし、何人もの知り合いが落選し悲しい思いもしました。政治は怖いです。でも期待しましょう。

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アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。