先週は会議、会議の連続でした。会議が多くなると会社は危ないといいますが、私の場合たくさんのプロジェクトをやっていますので、それぞれのジャンルで月に1度とか3か月に1度でも、それが寄せ集まってしまう週が月に1週はできてしまうのです。
 というのも、今年は11月までに11回エジプトに行き、その他3回ヨーロッパ、アメリカへと行きまして、毎月半分くらいしか日本にいられませんでしたので、どうしても日本にいる時に会議がかたまってしまうのです。ほとんどの個々の懸案事項は毎日Eメールで決裁を済ませるのですが、一堂に会して意見を交える必要のあることは、集まってやっています。そんな感じで、会議であっという間にスケジュールが埋まってしまいまして、例年のように忘年会をやれる日がなくいろいろな方に不義理をしてしまっています。
 5日は、毎月出演させていただいている福岡・RKB毎日放送の「今日感テレビ」に出演しました。番組内で「吉村作治がモノ申す」というコーナーをもらっていて、この日は「学校に携帯を持ちこませない」という橋下大阪知事の発言について話しました。このコーナーでは学校とか教育を話題にすることが多く、今回は「大学の大麻汚染」とか「企業の学生の内定取り消し」とか「セクハラ情報の漏洩」などのネタもありましたが、ニュースが少し古くなってしまったということと、論調が一般的すぎてあまり私自身の特徴が出ないということで、テーマを「携帯電話」にしたのです。携帯電話の普及でこれだけ便利になって、というより携帯電話なしでは生活できない社会でありながらどこかで、携帯電話を虐げたり、蔑視している風潮が日本にあることに私は不快感を持っていますので、このテーマを取り上げたのです。
 今は、新幹線に限らず、バスやレストランの多くでも携帯電話の使用は禁止されています。それはそれでいいですが、携帯電話で話す声より、酔っ払い、主婦、子どもの方がはるかにうるさいことはどう説明するのですか、ということなのです。携帯電話は便利な道具です。今、最も人間がお世話になっている道具は、交通手段では車、連絡手段では携帯電話なのです。ですから、防犯の上からいっても、親子のコミュニケーション維持の観点からいっても、子どもに携帯電話を持たせておかなければいけないのです。それを禁止するというのは、文明を放棄すること、教育を捨てることになるのです。
 学校の先生はなぜ、携帯電話の使い方をきちんと教えないのでしょうか?都合が悪ければ禁止にすればいいと考えるのは間違いです。そんなことをしても、学力は回復できないのです。先生の考えを変えなければ駄目です。

カテゴリー: ブログ

アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。