クフ王のピラミッド(ギザ)

クフ王のピラミッド(ギザ)

今から4500年程前、古王国時代第4王朝2代目のファラオであるクフ王のピラミッドは、通称大ピラミッド、あるいは第1ピラミッドとも呼ばれ、本来の底辺部の1辺230m、高さ146m(現在の底辺部220m、高さ137m)の巨大な建造物である。

訪れる観光客は、本来の入口からではなく、9世紀にアル=マムーンが開けた盗掘口から中に入ることができる。狭い上昇通路を抜け大回廊を登り切った奥に、「王の間」と呼ばれる部屋があり、石棺らしきものが置かれている。しかし他のピラミッドも含めて、ピラミッドからは王のミイラは見つかっておらず、「ピラミッド=王の墓」という図式には疑問の声も高い。

クフ王のピラミッドには、石の重量を減らすためと思われる「重量軽減の間」など、様々な工夫がなされている。また早稲田隊は、1987年に電磁波探査によって、このピラミッド内部に未知の空間を発見した。


アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。