いよいよ明日からメルマガを始めます

一時休刊していましたメルマガ『週刊作治』が、装いも新たに『限りなく日刊に近いデイリー作治』となって復刊します。しかも無料です。たくさんの読者に読んでもらえたらなあと心待ちにしています。

世界情勢や日本の政治問題、世相、そして専門のエジプト文明のことなどを日々取り上げて書きます。
ぜひ皆さん読んでください。

吉村作治

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今甦る『ピラミッド再現計画』

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去る3月24日(月)に、早稲田大学小野記念講堂で、エンターテイメントから見るエジプト文明 第2回「今甦る『ピラミッド再現計画』」を開催しました。会場が満席になるくらいの入場者が足を運んで下さいました。

今を去ること35年、当時私は35歳でしたが、日本テレビ主催の実験考古学「ピラミッド再現計画」を企画し、実行したのです。その時の模様はテレビ番組として放送され、世界的に評価され、テレビ界のアカデミー賞とも言われる「国際エミー賞」を受賞したのです。

当夜はその番組をプロデュース、演出された佐藤孝吉氏をお招きし、VTRとトークを交えてやっていただきました。パネラーは私、吉村作治、白井裕康先生(ものつくり大学教授)、高安克明氏(いまじん・プロデューサー)、河合望先生(早稲田大学准教授)でした。

会が始まりますと、スクリーンには当時の番組の映像が出て、迫力のあるクレーンと演出家らしい臨場感のある解説で観客を魅了しました。1時間半があっという間に過ぎました。その間私は35年前の出来事が昨日のように思い出され、感無量でした。まさしく青春の1ページでした。

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東日本国際大学の副学長となりました

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かねてより、風評被害で入学生が激減した福島県いわき市の学校法人昌平黌・東日本国際大学にその打開策を提案していましたが、3月24日の日に、正式に副学長に任命され(就任は4月1日)、本格的な教育活動に入ることになりました。

71歳になった私を教育活動に関わるようにして下さった緑川浩司理事長の深い見識に感謝するとともに、しっかりとやらなければいけないと感じました。

本学は、昨年創立110周年という伝統ある大学で、就職率100%を誇る大学です。しかし、東電の福島原発の事故以来、放射線の線量が低いにも関わらず、学生の集まりが悪く苦しんでいました。

現在、福島県内の高校生を中心にリクルートしていますが、留学生、中でも特に中国・韓国の学生が国に戻ってしまったのです。そこで立てたプランはeラーニングの活用です。

eラーニングですと、毎週学校に来なくても学習でき単位が取れるという利点があります。いわゆるオンデマンドです。ですから、運動部の学生も試合のときに正々堂々と休み、試合後にその授業を受けられるわけです。「欠席ゼロ」を目指すことができます。

次に国際化です。その名の通り、国際化を図る必要があります。国際化-グローバリゼーション-は留学生の受け入れだけではダメで、日本人が外に出なければならないのです。アセアン諸国に積極的に出る仕組みを作りたいと思っています。

それと、就職率はいいのですから、それに安住することなく、就職“質”を上げるべきでしょう。そのために一流企業との接触を増やし、本学の良さ-儒学をベースにした教育-をアピールしていきたいと思っています。

それにも増して、教員の質の向上も欠かせません。研究に力を入れていただくように支援していきたいと思っています。私のスローガンは「改革ではなく創世」です。

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上海に行って参りました

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中国の上海に行って参りました。目的は中国における日本語普及のためでして、今回設立を計画していますNPO法人日本e教育普及協会の活動の一環です。今月上旬のインドネシアに続いての訪問です。

「e教育」とは「良い」教育の意味でして、eラーニング(オンライン教育)の普及を目指しています。それと政府間のことは政府に任せて、民間でしかも一個人が世界、特にアジアの人たちとコミュニケーションを良くして仲良くしようという試みです。

特に中国とは尖閣諸島や安倍首相の靖国神社参拝問題でぎくしゃくしていて、とても政府には任せておけません。しかし、放置しておきますと奈落の底まで落ちていきます。しかし、民間人は政治問題とは別に仲良くしたいのです。

中国人の訪日観光客も、以前ほどではありませんが戻ってきています。日本国政府がインバウンドで2020年までに2000万人を達成したいとスローガンを出していますが、それには中国人が500万人とか1000万人来てもらわないと達成できないのです。

ちょうど、良い時に中国に友人ができました。上海の人です。そこで日本語を普及しようということになりました。しかし、すでに中国人には1000万人の日本語使いがいるというのです。「今更中国で日本語を」という方もいらっしゃいますが、需要はまだまだあります。人口は日本の10倍の12億もある中国です。日本の少子高齢化を助けてくれるのも中国です。よってより多くの中国人の日本語使いを作ろうというわけです。

上海に着いて驚いたのは、PM2.5で町中が汚れているのかと思ったら、全く違うことでした。まず、青空。日本の秋晴れのような青空が広がっていました。陽はさんさんと輝き、人々も生き生きと街を歩いているのです。地元の人もこういう日は久しぶりと言っていました。しかし、滞在した3日間ともそういう日でした。

中国は躍動しているという感じでした。きっと、いろいろあるとは思いますが、エジプトの次は中国、インドネシアです。しかし、いくつまで健康で生きることができるかが勝負です。「友達の友達は友達」の精神でやっていこうと思っています。

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今日感テレビ

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3月18日(火)、福岡のRKB毎日放送の『今日感テレビ』に生出演しました。約3時間の社会情報番組ですが、いわゆるワイドショーってものです。

中身は街の話題やグルメ、ファッション、芸能なんでもありのものです。が、その中にひとつだけ、硬派のものとして「マンスリー作治」というコーナーを作ってもらいました。

基本的には政治・経済・社会ネタを私独自の切り口で解説するというものです。今回のテーマは「佐村河内氏と小保方氏騒動に思う」ということでした。

ここに台本を載せましてこのコーナーの内容を紹介したいと思います。

【今日感テレビ・マンスリー作治 3月18日用台本】

テーマ:「佐村河内氏と小保方氏騒動に思う」

川上:佐村河内氏のゴーストライターの件。そして理系女子の快挙と思われた小保方さんのSTAP細胞の論文疑惑と。二つは全然違う話ではありますが、なんか両方ともだまされたような気がするんですが、先生はこの騒動をどうご覧になっていますか?

※ゴーストライターは良いか悪いか

吉村:まず「ゴーストライター」は良いか、悪いかと言えば、悪いでしょう。しかし、自分が考えたこと、体験したことを世に知らせたい、問いたいという場合、テレビやラジオのように話せる場合はいいですが、文章にして本の形で残したいと考えますよね。でも、文章や表現法が、今回の場合は作曲だったわけですが、稚拙だった場合、自分だけでできない人も多いでしょう。そこで共著者として名を出して代表者を立てることはあり、この場合、単名の方が売り易いので代筆者は陰に隠れて金で解決します。

川上:その場合は基本的なオリジナリティーは書きたい人が持ってるけれども、表現手段が下手なので誰かうまい人に頼むと言うことですね。

吉村:ただ、代筆者は文章力に長けているが、体験も考えも名もないため、本を出せず、食う為にやむなく代筆を職としている場合が多いですね。

川上:そうした背景からみて、佐村河内氏のケースはどう見たらいいのでしょう。

※過剰な演出は良くない

吉村:耳が聞こえないとか、障害者を使うとか、演出が過剰で物の本質(作品の質)を見る前に演出で惑わしたことが一番の問題だったと思います。よって、あってはならないことです。

川上:小保方さんのSTAP細胞の論文疑惑はいかがでしょう?

※STAP細胞論文は撤回すべき

吉村:STAP細胞の件は、小保方晴子氏の論文の疑義は論外とし、科学的に実証されるかどうかで評価は違ってくるので、まだ結論は出せない状態です。ですが、発表論文の中でやってはならないことを多くやっていることと、無断借用が多々あり、論文の体をなしていないので、まず、論文の撤回をすべきですね。

川上:先生もエジプト考古学で多くの学生や研究者を指導されていますが、論文というのは学術研究者にとっては非常に重い存在なんでしよう?

※今後の課題

吉村:論文はその分野の研究者にとって命の次に大切なもの。今回、STAP細胞という存在は別に議論されるべきもので、これが成し得なければゴーストサイエンスというより詐欺である。厳罰に処すべきと思われる。

川上:他にもこうしたケースがあるかもしれないという話にもなってきましたが?

吉村:こういうことを指摘されない為には、原稿を自筆で書くと監視役をつけるとか、抑止力を働かせる必要があるが、基本は当事者の「倫理観」と考えるべきでしょう。ではどうしてこういうこがおきるのかと言いますと、作家にしても科学者にして自己顕示欲と物欲(儲けたい気持ち)、それと有名になりたい気持ちが強く働いていると思われます。それと科学者の場合、新発見をすると国から多大な補助金が出てもっといい研究が出来るという考えがあると思います。

川上:マンスリー作治のコーナーでした。

というわけです。いろいろな考え方があると思いますが、以上は私の考えです。

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近況

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去る3月15日、私が理事をしています学校法人昌平黌の学位記授与式(いわゆる卒業式)に出席しました。

東日本大震災、東電の原発事故を体験し、その苦難を乗り越えて卒業に至った若者です。とてもたくましく明るくて、良い卒業生でした。

就職率もこの時点で98%ですが、残った人も4月までには決まるそうで、就職率は100%という大学です。

その中での理事長の緑川先生の祝辞が素晴らしかったのでここに掲載します。

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インドネシアでの印象

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インドネシアへは過去2回行っています。今回が3回目です。前2回はボロブドゥールとジャワ原人の人骨が発見されたサンギランの遺跡を訪ねました。ですから、首都ジャカルタへは1泊か2泊しかしていませんし、街中を見て回る暇はありませんでした。

しかし、今回とても驚いたのはジャカルタは大都市だということです。ともかく交通渋滞がすごいんです。普通に車で走ったら5分のところが30分かかります。カイロもすごいんですが、ジャカルタはその比ではありません。ジャカルタの人口が1000万人超、カイロの人口は800万人弱ですから、その違いでしょう。空港から街中に向かう時もそうでしたが、町の中は特にすごいです。

それと、オートバイの数の多さにはびっくりします。年に1200万台売れるそうで、ホンダ、スズキ、ヤマハとも生産が間に合わないとのことです。それと日本車が90%を超えるシェアだそうで、日本のメーカー、特にトヨタとホンダ、スズキが圧倒的だそうです。それとヤクルト、ピジョンのオムツの生産が間に合わないとのことです。

年収ベースで行きますと月給10万円以下の人(年収120万円以下)が多いとのことですが、物価が低く抑えられているので、生活レベルは低くないそうです。ともかくジャワ島に人口の半分以上が集まっていて、インフラもジャワ島とそれ以外の島では大きく違うということで、今後の政府の政策が注目されています。本年には大統領選挙が行われ、現ユドヨノ氏は大統領任期上限の2期10年やったので交代ですから、次の大統領に今後のインドネシアがかかっているとのことです。

インドネシア人は温厚な人が多く、真のイスラム教徒という感じです。もちろん、島によってはイスラム過激派もいるようですが、生活が安定してきた今、その運動は鎮まっているとのことです。インドネシアの人と目が合うと、まずニコッとします。言葉が通じなくてもニコッです。そして一歩退きます。決して人を押し退けようとしません。そういうところはエジプト人と同じです。おそらく農業が主産業だからでしょう。

そして歓迎の意を表します。礼儀正しい人たちが多いことにびっくりします。そして働き者です。手を抜きません。セキュリティの人も手持無沙汰でもきちんとしています。しかし、おしゃべりが好きなようで、声が大きく少しうるさいところもあります。笑い声が多いのも特徴です。何かというと笑っています。きっと現状にあまり不満はないのでしょう。きっと中に入るといろいろと欠点も見えてくると思いますが、こうしてみると満点です。

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ジャカルタに行って参りました

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先週、4泊5日でインドネシアのジャカルタに行って参りました。用向きは、日本語をインドネシアで普及させようということでした。何故、私が日本語を、しかもインドネシアでということですが、ひとつは日本語圏を拡張したいということと、もっと大きな意味は私が25年来手がけているeラーニングの普及です。

eラーニングは「いつでも、どこでも、誰でも、何度でも」をキャッチフレーズに今や教育法のトップになろうとしています。私立大学ではどこでもその取り入れに取り掛かっています。今の法律では、卒業科目のうち60単位(卒業単位は124単位)までeラーニングで取ることができます。

eラーニングが導入されますと、昼間の貴重な時間を教室という暗黒の空間に閉じ込められることなく、ボランティア、サークル活動、スポーツの練習などに励むことができ、夜や朝にコンピューターまたはタブレットでひとりで学習ができるという便利なものです。

「試験に替え玉ができる恐れはないのか」と言いますと、完全にNOというわけにはいきませんが、出席をすることと、きちんと記述式の問題を解くということで(添付で自筆の解答を出すため少なくとも自分で書くことは担保できます)クリアーできます。

また、このeラーニングは国内はもとより海外でもできますから、日本語の教材を外国で勉強でき、なおかつ試験対策もできるという一石二鳥の方法なんです。そして、このeラーニングは何回でも繰り返し学ぶことができますから、語学習得には一番いい方法なんです。
そうした中で、中国とあまり関係が良くない今の状況ではアセアンを味方にすることはとても大切です。アセアンの中でもインドネシアは日本の倍の人口で、しかも若年人口が多く(平均年齢が28歳だそうです)、日本が組む相手としては最もいい国なんです。

しかもイスラム教国で、厳格なイスラム教徒でありながら穏健な民族性、さらに日本びいきと相手としては最高です。さらに、縁あってインドネシアの日本人に日本語の新聞を提供している『じゃかるた新聞』というメディアのトップの方と知り合えたという幸運も手伝って、今回マーケットリサーチにやってまいりました。

ジャカルタにある大学のうち2つとJapan Foundationとまわり、その反応を見ました。お会いしたインドネシアの方、日本の方、皆さんとてもいい方でいろいろとお話を聞いて下さり、いろいろなご意見を下さいました。

一番の難関はインフラ整備がいまいちということでした。インターネット環境が今一つということです。しかし、日本政府の資金・技術両面のサポートで2,3年内にはうまくいくと言っておりました。

インドネシアには日本語を勉強している人が84万人もいることや日本企業も2000社を超えて進出しているということを聞き、何とかしてアセアンの大国インドネシアに日本語熱を広めたいと思っています。目標は1000万人です。反応はとてもよかったので、これをどう本格化するかです。

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太陽の船プロジェクトの報告

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船坑内の船の部材の取り上げは順調に進んでいます。順調すぎて、保存修復が追い付かない面も出ていまして、取り上げ速度をスピードダウンすることにしました。また、作業効率を上げるためにクレーンをもう一基作りました。

これは、ただ単に一基より二基の方がより多く取り上げられるという単純な考えだけではなく、4m、5m、いや7mという長尺のものを取り上げるときには一基では不可能だからなんです。東と西にクレーンを据えて間を空け、そこに側板を設置し長尺のものを取り上げるのです。

今のところはまだそのようなものは取り上げ予定に入っていませんが、4mから5mにおよぶキャビンのパネル板が40枚あります。このときには長さもさることながら、幅や重さも重要なポイントとなるでしょう。取り上げ前半の山場です。

これらの作業を行うため2つの補強策をとりました。一つ目は機具や機械そして薬品などの整備です。それと再度、部材の安全性を高めるためのテストを行いました。このテストはこれから先50年100年経っても変質しない、劣化しないという保証をしなければならないので、慎重かつ丁寧に行う必要があり、今でも行っています。もし必要とあれば日本に部材を持ち込んで、カイロでのテストとは別に行うつもりです。これに時間がかかっているので、取り上げた部材が整理棚にたまってしまっています。

それと人材の補強です。修復師は何人いても十分とは言えませんが、やはり統制が取れる人数というのがありますので、多ければいいというものでもありません。今は日本人が少ないので1人か2人増員するつもりですが、意外と日本では修復師の需要が多く、いい人材を確保するのが難しい状況です。

エジプトではG.E.M.C.C.(Grand Egyptian Museum Conservation Center;大エジプト博物館修復センター)において、急ごしらえで修復師を育成しています。しかし急に作れるものではなく、経験もあり、きちんと仕事をする若者を何人か選びました。修復師の仕事は考古学の中でも根気がいるものですから、若くて意欲のある人がいいのです。

というわけで、本年(2014年)3月末までには体制を立てて作業に入ろうと思っています。今後はラマダン(6月中旬)までの約3か月間が大切な時となるでしょう。今回、タイミングが良く、エジプトのアル=アハラム紙が取材に来て下さり、記事が掲載されました。

アル=アハラムの記事

アル=アハラムの記事

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エジプト短評

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今回エジプトに行って感じた変化は、エジプトの観光です。2か月ほど前は、ギザの様子は悲惨で、ゴーストタウンのようでした。サッカラもしかり、ルクソールもそうでした。しかし、今回は遺跡はにぎわっていました。

ホテルは相変わらず閑散としていて、朝食会場も客は3,4組しかいません。市内のレストランもほとんどが休んでいて、観光バスもガレージに入ったまま走っていません。なのに、です。ギザのクフ王のピラミッド、スフィンクスなどには人がごった返しているのです。

そのほとんどはエジプト人なんです。入場料も外国人観光客の20分の1とか30分の1、子供は無料とは言え、1,000人、2,000人がいるというのは驚きです。学校は休みですから、教師がついての訪問ではなく、友達や家族、町内会のツアーなんです。見方によればエジプトもようやく国内旅行が盛んになったとも言えますが、異様な盛り上がりです。

ギザでは皆、ピラミッドは見ることもなく、馬や馬車、ラクダに乗り、走り回っているのです。何の乗り物もない遊園地のようです。子供を連れた親やおじいちゃんおばあちゃんの群れもいくつも見ました。そしてシートを敷き、そこでサンドイッチや飲み物を囲んで踊ったり歌ったりしているのです。日本の花見のような風景です。楽しそうで、国が難しい状況にあることはそこでは全く見ることができません。

市中の交通もそうです。前回のエジプト訪問のときは、走っている車もほとんどなく、すいすいと走れたのに今回は違いました。値上がりしたとはいえ、1リッター30円くらいのガソリン代ですから払えるのでしょう。トラックは少ないですが自家用車が多かったです。しかも、ほとんどが起亜や現代といった韓国製の車です。ギザとカイロ市内は約20キロくらいですが、通常20分で行けるのに今は1時間か1時間半かかります。高速を使ってもです。一体どうなっているのでしょう。

次に、今の政府に不満を言っている人は100%ですが、シシ氏が大統領になったら全てよくなると言った期待がすごく強いです。シシ氏がどのくらい政治的にうまくやれるか未知数ですが、その期待が高いだけに反動がすごいのではないかと思います。しかし、政府の効果が出るのには最低1年か2年はかかると思いますが、その間エジプト人が待てるかが問題です。自力でなく他力でやってきた人々ですからどうなるか心配です。

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