オサマ・ビンラディンの死

9.11事件の首謀者で、国際テロのシンボルであるオサマ・ビンラディンが、5月1日に米国特殊部隊によって、パキスタンにおいて潜伏中のところを殺害されたというニュースを聞きました。これによって、米国及びその同盟国は、国際テロの一件落着という情報を流しています。それに対して、オサマ・ビンラディン周辺のテロリストたちは、このことで今以上のテロ活動を遂行すると勢い込んでいます。
両者ともその心情を率直に述べているのだと思いますが、私は、このことは何の決着も示していないと思うのです。カリスマがいなくなったのでテロ活動が止む、または少なくなる、と考えるのは浅はかと思います。これによって、中東、アフリカのイスラム過激派は、より一層のテロ活動に向かうと思うのです。カリスマは、生きているより死んだ方が担がれ方が過激になるのです。生きていれば、そのカリスマ性で抑止することも可能ですが、死んでしまったら止める者がいなくなり、統率者がいないことをいいことに、小グループごとに、より過激なことを勝手にやると思います。
死体を水葬にしたと言明しているのも、死体奪還のための人質作戦阻止を狙った情報かデマかと思います。おそらく軍艦の冷凍室で保管しているのではないかと思うのですが、イスラム過激派はそんなことは重要視せず、世界のいたるところで大小交えたテロ活動をするに違いありません。特に、チュニジアのジャスミン革命以来のエジプトをはじめとするアラブ諸国の混乱に、再度油を注いだことになるでしょう。
米国が、どうしてこの時期にこんなリスク度の高いことをしたのか首をかしげます。オサマ・ビンラディンが生きていてまずいと、米国の9.11の被害者が思うのは当然ですが、平和主義をスローガンにしているオバマ大統領自らが、なぜこんな決断をしたのかわかりません。
私の乗る飛行機がハイジャックされないことを祈るしかありません。

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