事業仕分けを見て

最近民主党が、国民の支持率を狙ってか、テレビで派手に事業仕分けを見せています。公開だからそれでいいのだ、と言えばそれまでですが、年端もいかない男性や女性が国会議員だというわけで、これまで勉強もしていないことを、専門家をつかまえてなじり、けなし、声を荒立て追求している画面を見て、気分が悪くなるというか、下克上の世界で農民が農具をふり回して武士や殿様を追い回しているような場面を見ているようです。これで、正義を通す民主党というイメージを国民にわかってもらえると思っているのが、もっと恐ろしいです。ヒットラーの初期と同じではないかと思うわけです。
国民の愚かさはさておき、国の指導者となる人は、たとえ悪い人でも、いや悪い人だからこそ、他人の目にさらさず直させるべきではないのでしょうか。悪人を悪人と知らしめることが目的なんでしょうか。それとも、悪いことを改め、国民のためになるようにすることが目的なのでしょうか。自分より年齢が上で、そのことを20年もやってきた人に対して偉そうなことを言う神経に、新しいファシズムを感じます。
この事業仕分けで、英雄になった方がいます。本人は意気揚々でしょう。しかし、危ういですね。本人に驕りが見えています。テレビ画面で見ていますと、下手に出ているように振る舞っていますが、心が驕っています。自分は正義の士だという言葉や振る舞いが見えます。
確かに、無駄をなくし国民に不利益な事業を見直す、それ自体は大切です。そのことをとやかく言っているのではありません。そのやり方があまりにもむごいと言っているのです。あのスーパーコンピューターばっさりのとき、「タレント風情に学術がわかってたまるか」と仲間の学者たちは言っていました。「1番じゃなければだめですか。2位じゃだめなんですか」一世を風靡した言葉ですが、日本はずっとずっと低い順位なのです。勉強不足です。
施設を見に行きます。アリが砂糖に群がるように、テレビカメラがついていきます。異様なパフォーマンス。あれを見ただけで、狂っていると感じる国民はいるはずです。こんな形で見せないと国民は納得しないと思っているのなら、次の選挙では、民主党は敗れます。いや、その前に民主党は分解しているかもしれません。残念だと思う国民は多いはずです。あなた方は立法府の人間だということを忘れなさんな、と私は強く言いたいです。

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