民主党党首選について

私は政治のことについて言及しないことにしていますが、今回の民主党党首選につきまして、九州福岡のRKB毎日放送の生番組「今日感テレビ」の中で意見を申し上げ、ご覧になっておられない方が多いと思いますので、その要旨を書かせていただきます。
まず、今回のは、民主党という政党の党首の選挙ということです。なのに、2人の候補者が新宿などの人の集まるところで、民主党員でもない人相手に演説をしていることに疑問を感じるのです。確かに、民主党は与党、その党首は総理大臣だから、国民にアピールするという理屈なのでしょうが、民主党員でない人は選べないのです。そして私たちは、昨年の衆議院選挙で国政を民主党に託したのですから、誰が党首でも任せるしかないのです。総理大臣へのリコールは認められていませんから。もし国民にアピールしたいという意志があるなら、解散してください。しかし、しなくても、昨年の総選挙のとき、民主党が出したマニフェストを色々変えたり、しなかったことへの不信を、今年の参議院選挙で国民は意思表示しました。マニフェストを守らないなら「民主党No!」です。よって、そのとき菅首相は総辞職し、マニフェストを守るという小沢氏へ政権運営を渡すべきだったわけです。こんな簡単な理屈がわからないなんて、笑ってしまいます。
次におかしいのは、民主党員には、国政選挙権のない外国籍の方がかなりいるそうで、そういう人の票で選ばれる党首って何なのだろうということです。民主党が野党ならいいということですが、どっちにしても、国を運営する人は国政選挙権をもっている人によってのみ選ばれるべきでしょう。
次に、政治主導ということです。これは、政治家が何でも決めてやるということですが、今、世にいわれている政治家って、立法府に所属している法律を決める人です。もちろん議院内閣制ですから、一部の人は行政に関わるとしても、基本的には立法に関わる人です。行政と立法は深く関連しているといっても、三権分立が基本です。よって、政治家主導は、行政に対する立法の権利侵害です。ましてや、1年生議員が行政の知識もない中、仕分けに口を出すなんて、笑って済ませられないのです。しかも、科学技術や学術を何十年もやってきた専門家に、浅はかな議論をお金の面だけで言うなんて、許しがたい暴挙です。と言うより、犯罪に近いとさえ思います。
また、菅首相がしきりと雇用を口に出していますが、その受け皿を作らず、雇用したら補助金を出すというバラマキは、すぐにデッドロックに乗り上げます。雇用は、強制されるものではありません。今日本は、働き口がないというのはウソで、失業している人の内、条件が悪いので働かないという身勝手失業者が少なくないのです。中途半端にお金で人助けができると考えているとしたら、まじめな国民に対し失礼です。今だって、まじめに働いているパートの収入の方が、ぶらぶら遊んで生活保護を受けている人より低いという現実です。それに加え、子ども手当て、高校無償化、農家の収入保証、高速道路無料化。すべて国家財政を考えない、人間を怠け者にするバラマキ主義、拝金主義の権化です。日本国民はまじめに生きていかなくなります。
ともかく、こういったことを民主党内で議論し日本のためにいい法律を作るのが、立法府にいる議員であることを忘れないでほしいものです。そして、行政官である役人には多大な税金を払っているわけですし、また、それなりの知識と経験をもっているはずです。すべての役人が悪さをしているわけではないはずですから、もっとうまく活用できる仕組みを立法側も考え、議院内閣制のよい点を発揮してほしいものです。さもなくば、大統領制をとり、きちんと行政と立法の役割を分けて国を運営してほしいものです。
それにしましても、市町村長にあるリコール制度を首相に適用してほしいものです。

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