コム・アル=ディッカ遺跡の円形劇場/アレキサンドリア

コム・アル=ディッカ遺跡の円形劇場

ギリシア・ローマ時代のモザイクや、共同浴場跡などが発見されたコム・アル=ディッカ遺跡は、アレキサンドリアの鉄道駅とグレコ・ローマン博物館の中間に位置する。

1960年にはポーランド隊により、同時代(2~6世紀)の円形劇場も発見された。建設当初の規模は直径42mだったが、幾度もの改築の結果、現在の33m50cmの規模になったことがわかっている。座席は13段が築かれ、マーブル状の地模様を呈する大理石の柱も美しい。エジプトに残存する唯一のギリシア・ローマ時代の円形劇場である。


アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。