ナイルの涸れ谷に造営された王家の谷/ルクソール西岸

ナイルの涸れ谷に造営された王家の谷

ルクソール西岸の涸れ谷の奥深く築かれた王家の谷は、新王国時代の歴代のファラオたちの眠る谷である。

第18王朝のファラオたちは、古王国時代や中王国時代の伝統だったピラミッドの建造をやめ、涸れ谷を穿って岩窟墓を造り、王の葬儀を行うための葬祭殿は、墓とは離れた場所に別々に造営するようになった。

王家の谷の発見されている最古の墓は、新王国時代第18王朝のトトメス1世、最も新しい墓は、新王国時代第20王朝のラムセス11世のものである。王家の谷からは、現在62基の墓や竪坑が発見されている。


アケトスタッフ

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