ハトホル神殿外壁のクレオパトラ7世のレリーフ/デンデラ

ハトホル神殿外壁のクレオパトラ7世のレリーフ

古代エジプト名はイウニト。初期王朝時代からの遺跡も多いこの町には、ギリシア・ローマ時代に建てられたハトホル神殿が残されている。

神殿の南の外壁には、クレオパトラ7世と、ローマのユリウス・カエサルとの子、プトレマイオス15世カエサリオンの姿が刻まれ、絶世の美女と謳われながらも資料の少ないクレオパトラ7世の姿を見ることができる。

ハトホル神殿本殿には、天井も残り、内部は薄暗いが、古代の明かり採りの方法や、当時のままの神殿を知ることができる稀少な建造物である。

また、天井には黄道12宮を含む天体図なども描かれ、古代エジプトの天文学についての貴重な資料となっている。


アケトスタッフ

吉村作治のエジプトピアを運営する株式会社アケトのスタッフです。